コレクティブハウスで暮らす

コレクティブハウスは、各世帯の専用住居と共用スペースがあり、生活空間や時間の一部をシェアして暮らす、賃貸型の集合住宅です。

「プライベートとコモン」2つの空間を自由に行き来

独立した空間(専有住居)にもキッチン・トイレ・バスルーム等の水回りを配置して居住者の暮らし方にあった間取りを確保します。これが、いわゆるシェアハウスとの大きな違いだといえます。共有の空間には、広さと性能を兼ね備えた本格的なコモンキッチンや、広々としたコモンリビングをつくります。
誰にでも、プライバシーを大切にしたい時と、人の気配を感じたり話したい気分の時があります。そのスイッチを自由に切り替えて安心して利用できるのです。

使える空間の広さが嬉しい。

従来の賃貸住宅ではなかった、自由に使える広々とした共有の空間がそこにはあります。
居住者はコモンリビングは思い思いにくつろいだり、子ども達が遊んだり勉強したり、来客の友人と過ごしたり、定期的な話し合いの場になったりします。
時には、近隣地域の人たちにも開放してイベントやサークル活動を行っても楽しいですね。人とのつながりがコレクティブハウスの外にも広がっていく可能性もあります。
専有部分だけの賃貸住宅よりも、コストパフォーマンスが高いともいえます。

自分たちの要望を反映できる

事業主(大家さん)が募集を開始したら、その場所でどのような暮らしをしたいのか、話し合いを重ねながら、プランや仕上げを決めていきます。
賃貸住宅でありながら、計画が始まる時から居住希望者が集まって意見を出し合うのです。
自分にとって、そして他の人たちにとっても暮らしやすい良質な空間を作り上げていきます。この話し合いのプロセスで生まれるコミュニケーションや信頼関係が何よりも大切だと考えています。
もちろん、居住希望者の要望や意見を、事業主との間で調整するのはコーディネーターである私たちココロコ.です。借りる人、貸す人のどちらの立場も尊重してこそ、快適な暮らしの環境が永く続くものだと考えています。

「誰でも」だけど「誰か」がわかっている安心

居住者としての条件は特に設けず、世代や家族構成、趣味嗜好も多様な人たちが対象です。
自分とは違う多様な「誰でも」を寛容に受け入れる、だけど「誰か」が分かっている安心感がある。同じ屋根の下での暮らしで、新たな発見や相手を思いやる気持ちも生まれるのではないでしょうか。

「食事をつくる」をシェアする、コモンミール

コモンキッチンを利用して当番制で食事をつくるしくみです。
その頻度やスケジュールは話し合って無理のないようにします。プロ仕様のキッチン設備で大量の煮炊きや、片付けが一気にできます。
忙しく過ごしていると、家族のためとはいえ、毎日の食事を作ることは大変です。月に数回、大人数分の食事づくりをする代わりに、それ以外の日は他の人が作ってくれた食事をいただけるのです。「ありがとう」が飛び交う日常がそこにあります。
「いただきます」は一緒でも、別々でもいいのです。帰宅時間はまちまちだから、それぞれの生活リズムを尊重して柔軟に運営します。
料理をしたり食事をすることの楽しさが増えて、負担が減る、これもコレクティブハウスならではの豊かで合理的なシステムといえます。

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