どんな人が入居者だったら、安心して賃貸経営をすることができるでしょうか。

これまで多くの賃貸住宅は、世代や家族形態を切口として入居者を想定し企画されてきました。学生、若年の単身者、新婚夫婦、転勤族のファミリー層といった対象が中心でした。しかし、人口減少とともに、それらの世帯は減ってゆきます。並行して、世代を問わず単身世帯の割合が増えていくことが予測されています。つまり、ニーズは減りながら、年々変化していくのです。そんな時代の賃貸経営とは、どうあるべきなのでしょう。
斬新なデザイン、ホテル並みのサービス、万全のセキュリティ、といった新築時に注目される賃貸マンションが良いのでも、一括借上げシステムが良いのでもありません。
物やシステムは何十年も持続しません。ましてや、一時的な収益や節税の視点しかない業者に任せきりにしていると、間もなく不良資産になってしまいます。空室は家賃が入ってこないという金銭的な問題だけではなく、荒れて寂しくなるということも大きなリスクになります。人が街なみをつくり、街なみが人を呼ぶ、そして地域が活性化していく。
とくに事業主(大家さん)自身がその地域にお住まいであれば、さらにその重要性が増すことでしょう。
「どんな建物だったら良いのか」の前に「どんな入居者だったら良いのか」という、今まで専門家に任せていたことを、一生懸命考えることが、大切になります。

コレクティブハウスは、入居者同士でコミュニティを形成してから入居が始まる賃貸住宅です。

多世代、多様な入居者が、生活空間の一部をシェアして暮らす、新しくも懐かしいスタイルの賃貸住宅です。入居希望者を事前に募集し、メンバーが集まってからの事業をスタート、コミュニティを形成して入居が始まるので、無理な計画は少ないともいえます。通常の賃貸住宅よりも専用住戸数は減りますが、共用スペース分も賃料に反映しますので、レンタブル率は変わりません。また、新築だけではなく、リノベーションでの検討も可能です。
以下のようなコレクティブハウスに住みたい入居者像に共感する事業主(家主さん)を、福岡エリアにて募集しています。

office ココロコ．は、入居希望者の会を運営、暮らしのワークショップ等を通じて、入居者のニーズを取りまとめ、事業主との間で調整を行うコーディネーターとして、ハウスづくりを支援します。

資産活用をお考えの背景や目的をお聞かせください。

コレクティブハウスは、お持ちの資産で賃貸経営をする場合に、長期的に安定した収益を得られる可能性が高い、選択肢のひとつです。もちろん、事業収支計画や進め方への検討をやっていきますが、一概に他の方法との比較ができません。資産をめぐる環境やご家族の状況で、その役割や目的が変わってくるからです。また、次世代にどのように資産を継承したいか、という思いも大きなポイントだと考えます。
office ココロコ．は、地域に貢献する資産形成、次世代への健全な資産継承を必要とする事業主さんと、安心して長く暮らせる居場所を必要とする居住者とのマッチングを行うコーディネーターです。建設会社でも、設計事務所でも、不動産会社でもありません。
客観的で大きな視点と、様々な人の立場に配慮した細やかな視点で、対応します。